BLOG

CDU展示のパーティー

個展のパーティーですよ!!!
ジョンが大体のことを考えてくれて、進めてくれるので助かります♪
この写真のCDUのシニアメンバーのピーターは、彼が若い時にやっていた家具のビジネスで日本にもゆかりがあり、CDUに紹介してくれたし、彼からの視点のアドバイスや私についての説明をドイツ語でいろいろと考えてくれるので、めっちゃ助かる。優しい。


CDUのクラウディア『イケバナ うふふ〜』とか言って、ローズマリーを飾ってくれていた。昔、中国の茶器が流行ったらしく、その茶器も用意してくれました。
でも私は、『持っていくねー』と伝えていた日本から持ってきたほうじ茶をうっかり持っていき忘れ、結局中身はハーブティーとなりました。


アジアンスーパーにクラウディアと一緒に買いに行った、アジアっぽいお菓子たちと、ワイングラスには梅酒を。


浴衣を着るとなると1時間前から用意が必要。
ジョンが “痩せて見えるから着たい!” って言ってたオパにあげた黒い甚平も借りました。ジョンは『ミキのパーティーまでに痩せる!』とか言ってたけど、どうだったんだろう。(暑かったから甚平は結局着なかった。 “持って来てくれたから着なければ!” っていう思考が全くなくて、楽だなーと思います。わかりやすい。)
月に一度開催されている、日本会ミィーティングみたいなやつにジョンは毎月行っていて、『日本語も学び始める!』って日本語の先生に話してました。さすが!


ジョンの提案で、リップルデザイン↗︎ の壁に描いたときの映像と、絵画教室の様子の映像を流す。これは絵があるだけより、だいぶ効果的♪


ピーターが最初に私の説明を話してくれる。これもやっぱ絵だけを見せるよりは効果的よねー。最後に彼の話してくれた内容の文字起こしして訳したのを載せますね。


日本でやってるみたいな、小さめの絵も飾ってみる。


いつも絵画教室に参加してくれているハルカが、日本語がわかる友達を連れてきてくれました!!日本語で説明できるって楽〜♪


オパも来てくれましたわ♪


Leineweberdenkmal↗︎
手織りのリネンで発展したビーレフェルドを象徴する像を描いた絵。
最初の写真の sparrenburg↗︎ と共に人気あり。


日本語だけじゃなく、スペイン語も学んでるんだって!!


sparrenburg の絵買ってくれました〜♪
政治家でプロモーション担当されているらしい。めっちゃ無邪気な雰囲気な雰囲気でワイワイしゃべってたから、政治家の雰囲気も日本とは違うのかな!


↑の彼に撮ってもらった写真。
さすが、プロモーション担当!


仲良しファミリー。


『日本の犬を飼ってるよー』って♪


『これ、買うわー』って、似てる。


CDU のクラウディアとティム。いろいろと良い感じになるように考えてくれて、ありがたかった!!

🎤 ピーターの “ミキ・フセヤ” 紹介スピーチ(日本語訳)
まず最初に、今回お話しする内容については、アーティストであるミキ・フセヤさんご本人と、彼女の写真を撮影しているジョン・ステープラーさん(私としては彼女のメンターでありマネージャー的存在と考えています)と事前に相談して、どこまで話してよいのかを確認しております。

今日、私は3枚のメモを持っています。お話ししたいことは大きく3つあります。

🖌️ 1. ミキ・フセヤさんについて
ミキ・フセヤさんは、約20年間にわたりプロのアーティストとして活動してきました。日本の文化的文脈において「アート」という言葉には、欧州とは異なる特別な意味合いがあります。その点については後ほど触れます。

彼女は岐阜の出身です。岐阜は、ドイツでいえば「ビーレフェルト」より少し大きな都市で、人口は約40万人。日本列島の中央部、名古屋の北に位置し、港町ではなく内陸にあります。日本列島を半月形とすると、ちょうど北から南への軸が東西の広がりに切り替わる「関節」のような地点にあります。東京と京都のちょうど中間あたりと言えば、イメージしやすいかもしれません。

彼女は美術の教育を受けたのち、プロのアーティストとして活動を開始し、2019年には初めてヨーロッパ(アムステルダム)での展示を行いました。それが「極東」から「遠い西」への第一歩だったのです。

そして、私たちもよく覚えているように、その後すぐにパンデミックが起こりました。しかし、その後、アモスの「矢」が彼女を射抜いた…いや、導いたと言うべきでしょうか。そして彼女は、学術的な関係者の助けもあり、ビーレフェルトへとやってきました。

現在、彼女は生活の半分を日本で、もう半分をここビーレフェルトで過ごしています。つまり、日本の大都市と、ドイツのこの小さな西ファーレンの町とを行き来しながら、芸術活動を続けているのです。そして、私たちとしては、彼女がビーレフェルトを第二の故郷として選び、何度も戻ってきてくれることをとても誇りに思っています。

🎨 2. 彼女の芸術とその進化
私が彼女の作品について初めて関わったのは、ちょうど1年ほど前でした。彼女の芸術に関して短いテキストを書く機会を得ました。もちろん、そういったテキストを書くためには、彼女の作品と深く向き合う必要があります。そして、今改めて彼女の作品を見てみると、当時書いたものはすでに古くなってしまっていると感じます。それほどまでに、彼女の表現はこの1年で進化しているのです。

特に注目すべきは、日本とヨーロッパの融合とも言えるスタイルの変化です。以前はより日本的な美意識が強く表れていましたが、現在の作品には明らかに欧州的な要素も見られます。そのことは、彼女自身の内面の変化とも深く関係しているのでしょう。

最も重要なのは、彼女の作品が感情と直感をベースにしているという点です。それは色彩、光の扱い、構図、奥行きなどに表れており、言葉で説明するよりも実際に作品を見て感じていただくのが一番です。

以前、ビーレフェルトの「緑のキューブ」で展示があったことを覚えている方もいるかもしれませんが、今回の展示はさらに大きなフォーマットの作品が増え、色彩の幅も広がりました。以前は原色が中心だったのに対し、今はより多様で繊細な色合いが見られます。

🖋️ 3. 日本における「芸術」との向き合い方
最後に、日本とドイツでの「芸術」の概念の違いについても少し触れておきたいと思います。私は長年、日独協会の活動を通して日本の文化に触れてきましたが、日本では「応用芸術(デザインなど)」と「純粋芸術(ファインアート)」の境界が非常に曖昧です。

例えば、画家がCDジャケットや本の挿絵を描くことも、まったく自然な芸術活動として捉えられます。これは、ヨーロッパではしばしば線引きされる分野が、日本では一体として受け入れられているということです。

ミキさんも、まさにそのような幅広い活動をされています。CDカバーのデザイン、本のイラスト、さらにはアートのワークショップもビーレフェルトで行っており、実際に参加した方からは非常に高い評価を得ています。

さらに、「アートレンタルサービス」も行っており、企業や個人が彼女の絵を一定期間借りて、空間に彩りを加えることもできます。必要があれば新しい作品と交換することもできますし、購入も可能です。

🎉 結びに
このように、ミキ・フセヤさんは日本とドイツ、感性と技術、芸術と社会を見事に融合させたアーティストです。この展示は10月31日まで開催されています。どうか、多くの方に彼女の作品をじっくりとご覧いただき、感じていただければと思います。

■ Miki Fuseya ■

STORESでは絵を販売しております。

Baseでは、絵画教室で参加者さんたちと一緒に描いた絵をデジタルで販売しております。

ラインスタンプも販売しております☺︎

オンライン絵画教室をやっておりまーす。

Skill Share で動画でもレッスンしております。