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滞在ビザ取得のために必要なのは、 “愛” と “平常心” + “ユーモア”

日本人のパスポートで可能な滞在期間は90日間なので、『滞在ビザ取得できる可能性がある』という外国人局からのメールに、必要書類の写真を添付して返信したものの返信がいつ届くのか。。とやきもきしておりました。

7月に入ったところで、オパ(私のビザ取得のためにドイツ語のメールを書いてくれたり主導してくれているお、ドイツ人大家さん)に
「確認のメールを送ってみようかな」
と相談したところ、

「ゴッドが道を決めてくれるから、静かに待てば大丈夫だよ」
と、オパは敬虔なキリスト教徒。

そうなのか!! と、ちょっと落ち着いて待つ。

その何日か後に、

『居住法第7条(1)項第3文に基づき、例外的に1年間の居住許可を発行する用意があります。』
との返信が届きました! 例外出ました!! すごい。

住民登録をして、その後、書類を用意して外国人局のアポを取ってください。

ということだったので、朝7:30に予約がオープンするウェブサイトに、朝から緊張して予約の待機。

まず住民登録のアポ、予約しているその日の10:30があいていた!! でもドイツ語だからオパに一緒に来てもらわんと無理だし、朝から「起きてるかなぁ」と思いつつ、パソコンを持って1Fのオパオマ家のキッチンへ。


なんと早起きのオパは、朝から大量のさくらんぼの種を取ってジャムを作っていた!
まるでスーパー主婦。

「今日、大丈夫だよ〜」と、出発の時、オマも見送ってくれる。


ここがエントランス。


このお向かいは、歴史ありそうな建物の市役所。


ドキドキ。
自分の番号を見逃さないようにメガネ。
マスクはしなくても良くなったようなことが書いてあったけど、一応。
スタッフさんはもうマスクなしでした。


終始和やかに、オパが持っていた私のアートのカードも渡して無事に宣伝して、終了。

そして次のステップです。

金曜日に試みた外国人局の予約は、朝7:30に一瞬あいた!と思って時間をどれにしようか考えた数秒で予約が埋まってしまうという混み具合。ふうぅ。

日曜日だからあいてないだろうけど、とエッサンが一応確認してみた昼下がり、なんと次の日の月曜日予約があいていて、予約!!!!

急いで書類を揃えます!
8月からの健康保健の加入も必要なので、ハノーバーであった郁恵さんのパートナーさんが入っているよ! と教えてもらった mawista 保険に加入する。(事前にオパに頼んで、この保険は私のビザに対応してるか聞いといてもらってよかった。)

エッサンが大学からもらって、自分が取得するときに参考にしたという “ビザ取得の進め方” の資料も役立つ。

オパに明日一緒に行けるか聞きに行くと、
「もし明日も生きていたら大丈夫だよ〜」と。
いつもユーモアを欠かさないぜ! オパ。

「少なくともあと20年は生きるから大丈夫!!」と伝えておく。

アプリケーションの書類と、保険に申請したよという返信メールなどをオパにプリントアウトしてもらって、明日に備える。


翌朝、またオマが見送ってくれて出発。
証明写真も必要だったので、カメラ屋さんのオープンを待つ。


待つ。


無事に証明写真を撮って、外国人局の待合室で私の予約番号が表示されるのを待つ。

待ってるときに、オパがしきりにビザ許可の旨のメールをくれたスタッフさんの名前のこと
「たぶんギリシャがルーツの名前だなぁ」とか
「今日会えるかなぁ」
とか話していた。

けっこう待って、私の番号がきたので指定のドアから部屋に入ったら、普通のざっくりとしたオフィスで、いっぱいドアがあるけど中は繋がってて、カジュアルウエアのスタッフさん現る。

そういえば、ヨーロッパでスーツを着てる人を見ないけど、日本人はなぜあんなみんなスーツを着ているのだろうか とも思います。

スタッフさんは、パスポートを持ってしばらく戻ってこなかったので、ドキドキしつつも、まあビザがもらえることはメールで知らされているしね と待つ。

無事にスタッフさんが戻ってきて、オパのおしゃべりから彼も絵を描くという話。
私のフライヤーを見せると、「ショーン(きれい)」と言ってくれて、けっこうしっかり見てくれました。

オパが、ドイツ語で和やかにいろいろ話して、多分、ギリシャがルーツのスタッフさんのことも話したと思われて、彼が「彼女も会いたいと思うから連れてくるね」みたいな感じで連れて来てくれました。

なんだかほんとに友達ができたような雰囲気でナイス。

結局 ビーレフェルドとしては例外的に “フリーランスの画家”として1年間の滞在許可を得ることができました!!
でもパスポートの期限が2023年2月だったため、とりあえず半年間を得る。

日本と行ったり来たりすることを考えると特に、長くビザがあった方がいいので、こちらでパスポートの更新をして、あと半年も取得したいと思いまーす。 うまくいくかしら。


帰りに役所のお向かいにある大きなギャラリーへ寄る。
オパは私のフライヤーをここでも紹介済。

スタッフさんが「あなたの展示はできないけれど、、」みたいな感じだったけど、オパが「今、彼女のビザが取れてね」と(ドイツ語で)たぶん説明して、「おめでと〜」と言ってもらえました。
ほんとにオープンハートが凄いぜ、オパ。

ビザ取得に関して
「どんな書類が必要なのか?」とか書類先行型で考えちゃってたけど、 “私がこの街にいる価値” という目線から考えたのが、なるほどなでした。私がドイツにいることはドイツにとっても価値があることだ!と言ってしまうと、そうとも言えるかなぁとなるなと思いました。

あと役所のスタッフさんは、当たり前だけど人間なので、ユーモアで笑いをとって、愛をもって接するというオパスタイルに感服でした。


そして、税金IDの書類が届きました〜。
フリーランスの権利を得るということは、税金の義務も負うということ。。


「この箱に経費のレシートを入れといたらいいんじゃないかと思って」
と、そこまで気が付くオパ。さすが。
 

⭐️ 私がビザ取得のために用意した書類等
✳︎ 銀行口座 : N26
✳︎ 健康保険 : MAWISTA
✳︎ パスポート
✳︎ 家主確認書(大家さんに書いてもらう書類)
✳︎ 延長の申請書類
✳︎ 日本の銀行口座残高証明(英語)
✳︎ 日本税金納税書類(日本語:一応提出)

 
■ Miki Fuseya ■

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